1959年にアメリカで発明されたビデオカセット・レコーダーは、ここでは商品化されたことがなく、当時、日本のンニーと松下がアメリカ市場の90パーセントを支配していました。
何年も昔の、経済が外国との競争にほとんどさらされず、技術の変化もずっと遅かった頃・・・
主要な技術革新を経営者が無視したり改良された技術の導入がぐずぐずと遅れたりしても大した結果にならなかったのです。
しかし今は、よその国が技術競争力について非常に積極的です。
開発から素早くイノベーションや製品を汲み上げて市場支配力のある生産物を作り、次世代製品へとつなげていくことに失敗したアメリカ企業は、市場で苦しむことになるにちがいないでしょう。
国内法と監督方法も、アメリカ企業が自前の技術を創り利用する能力を削いでいます。
輸出を許可される技術についての不確かさや、遅くて煩雑で非効率的な政府の許認可慣行は、アメリカ企業と海外の子会社との間の技術移転と同様に、アメリカの財・サービスの輸出を妨げています。
東ヨーロッパ諸国に対する汎用技術の輸出許可は、アメリカ国内で4ヶ月から6ヶ月もかかります。
ドイツではそれが4ヶ月、フランスとイギリスでは2ヶ月、日本ではわずか1ヶ月です。
そういう輸出が対西側貿易国であるときですら、アメリカとドイツでは許可がおりるまで平均4週間かかるのです。