日本の都市は、封建都市と言いますが、それは城壁でなく、キャベツのような感じで自分を閉じていたと思っていただければいいです。
非常にやわらかいけれども、それなりにうまく閉じていたわけです。
・・・こうした近代以前の都市の基本的な構造が、近代になると変貌を開始します。
まずイギリス、次にフランスと、近代化の順に、ヨーロッパでいくとイギリス、フランス、ドイツという順に都市が変貌していくわけです。
基本的には、産業革命によって物と人が膨大に動くようになったことが引金になりました。
膨大に動くだけではなくて、大勢が都市に集まってきて、その中を動き回る。
・・・そうなると、閉じた都市というのは役に立たなくなるわけです。
あふれかえる人と物によって、結局、ヨーロッパの城壁都市は窒息状態に陥ってしまったわけです。
・・・それで、その窒息状態をどうやって解決するかが次の問題になったわけです。