大温泉地の指宿の西には、九州最大の池田湖と、小さな鰻池という2つのカルデラ湖が並ぶ。
この一帯は火山活動が活発で、至るところで噴気が上がっている。
その鰻池の畔、外輪山に囲まれた小盆地にあるのが鰻温泉だ。
なぜか昨今のブーム前から家族風呂の多い鹿児島で、この「民宿うなぎ湖畔」の露天風呂は貴重な混浴。
おまけに椰子の木と鰻池の青い水面を眺められ、南国ムードもたっぷりだ。
湯は透明無味の清澄な単純泉で、火山地の荒々しいイメージとは逆に、ほのかな硫化水素臭で湯はおとなしい印象。
しかし、そばにある大噴気の所へ行くと、湯が垂れ流しで、不思議と強酸味がする。
露天風呂から見える鰻湖には大うなぎが棲息すると聞いていたが現在は数が減り、隣の池田湖の方がよく見られるとのこと。
湖底に温泉の湧出地点があり、その温泉熱でうなぎも成長しやすいのではないか...などと思わず空想に浸ってしまった。